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MacPeopleの取材が掲載されました


Mac歴2年ですが、買ったMacは新旧あわせて6台。いまや完全にMacマニアとなった僕を不憫に思ってか(?)、MacPeopleさんから取材していただきました。




しかもなんと5ページも!




5ページも取材されたのは生まれて初めてです。意外とワード少ないんですね。




Biz Macという連載で、ビジネスにMacを使っているという奇特な人を紹介する連載だったのですが、奇特すぎたらしく、なんと僕のインタビューが最終回。名誉なような、悲しいような複雑な気分です。




Leopard完全ガイドとか、ふつうの記事も充実しています。


幸福なひとは、幸福を定義できるひとだ


幸福ってなんだろう?と思うことがあります。




 「毎日楽しそうでいいですね」




と言われます。




でも本当は別に毎日楽しいわけでもないんです。

ただ、不愉快なことがあっても不愉快な話を誰かにして、不愉快な気持ちを増幅させたくないだけです。




前にも書きましたが、社長をやっていると、嬉しいこと哀しいことが凄いハイペースで交互にやってきます。誰かがミスをした、損害が出た、それを補償したり、謝ったりして別の会議に行くと、大きな案件が決まった、すごい仕事を依頼された、会社に戻ると新しい発明が出来ていた、みたいに好い事と悪い事がどんどんやってくる。




自然、社長のブログからは不愉快な記述が消えます。

そして良かったこと、あたりさわりのないことだけが書き連ねられていきます。

だから社長ブログは「今日はこれを食べた。うまい」みたいな内容ばかりになるのです。




実際のところ、社長ほど将来が不安な職業は他にありません。

舵取りを誤れば会社は倒産。一家は離散。社長は良くて自己破産、悪ければ自殺です。

そこまでいかなかったとしても、資金繰りに行き詰まって他社に買収してもらうとか、株主から訴訟を起こされるとかして、社長を罷免されることもよくあります。




社長という地位は、実に危ういバランスの上に成り立っているのです。




こういう過酷な状態にありながら、僕はこの状態をとても幸福だと思っています。僕にとって幸福な状態とは、




 ・自らの判断で自らの仕事の内容を決定できる

 ・優秀なチームを率い、優れた発明の手伝いができる




という二点です。当たり前ですが、飯なんか余興です。美味いものなんかいくら食ってもなにも発明できません。女の子にモテたい、というのも余興。そんなことは何の役にも立ちません。本当に自分にとって幸せなことは、上記の二点です。




僕は先端技術者や科学者という職業に憧れてはいましたが、実際問題として自分の学力ではそうしたものには成れませんでした。希望が満たされなかったという点で不幸かもしれません。




でもなんとしても科学技術の分野で身を立てたいという一心で、彼ら優れた人材のサポートをすることにより、そうした夢を別のかたちで実現できることになりました。今は幸せです。




自分には何が出来て、何が出来ないのか、ということを見極め、「自分にとって幸福な状態」を定義すると、幸福になれたような気がします。




 「なんだか毎日が辛いなあ」




と感じていらっしゃる方は、ぜひ自分にとって幸福とはなにか、定義してみることをお薦めします。


タイムマシンなんかいらない


夜、銀座のワインバーでどこかのイタリアワインをマスターの解説付きでじっくり楽しんでいたら、友達から電話が掛かってきて、飲みに誘われた。




タクシーで移動して麻布のダイニングバーで彼らと合流すると、思いがけず、ずっと昔に片思いして振られた相手が同席していた。しかも二人。




なぜ同席しているのかは不明。誰かの知り合いのなのか、そもそも誰かの彼女なのか、それすらもわからない。




僕がどんな振りをしても、ことごとくスルーされ、それはもうマラドーナのような華麗なスルー力でスルーされ、まるで僕なんか存在していないかのように扱われる。




ふと気がつくと、ダイニングバーの白い壁はいつのまにか消えていて、彼女たちはそれぞれてんでな方角で、知らない男とそれぞれ二人きりで雑談に興じている。




なんだよ、来なけりゃ良かったな。




と、残念な気分になったところで目が覚めました。

どれだけひどい夢でしょうか。




過去の、もはやどうにもならないことに関してつらい現実を突きつけられる夢って、もうつらいとしか言いようが無いわけで、そのうえ、仮にタイムマシンがあったら過去のある時点まで戻って歴史を修正したい・・・・と思っても、修正すべき場所がありませんからね。




バック・トゥ・ザ・フューチャーの絶妙なところは、自分がどんなにオロオロしていても、ヤリ手でカッコ良くて機転の効く未来からやってきた息子が恋のABCを手ほどきして冴えない親父を助けてくれるということで、バブルへGoの巧妙なギミックも、未来から来た娘が大暴れして結局父親と寄りを戻す、という、いわば他力本願的なところがいいわけで、実際のところ、僕がよほどのヘマを続けない限り僕の孫が猫型ロボットを過去の僕に送り込むことは無さそうですし、それにしたってみんながそれをやれるような世の中になっちゃったら大変ですよ。




 「おじいちゃんが静香ちゃんと結婚できなかったから、のび家はボロボロだ」




みたいなことを小学生の孫にしたり顔で言われ、だからこの猫型ロボットと22世紀テクノロジー(デパートで買える)でもってもっといい女と結婚しろと、そしたら遺伝学的にも意味論的にも当の孫は存在しなくなっちゃうんじゃないの?それとも養子なの?とこの時点で微妙にタイムパラドックスが起きるわけですが、ところが猫型ロボットはまるで役に立たず、毎日どら焼きを消費し、押し入れを占有し、じいさんの少年時代のささやかな欲望を姑息に満たし続ける以上の役には立たないというポンコツぶり。結局最終回ではじいさんその人が自立するしかなかったという、じゃあそもそも猫型ロボットの存在意義って?




そのせいでじいさんはろくな友達をつくる努力もしなくなっている。明らかにスネ夫やジャイアンとつきあうよりも、出来杉と仲良くなっておいた方がなにかと将来役に立ちそうだ。なのにのび太と来たら出来杉と静香ちゃんの仲に嫉妬して猫型ロボットに当たり散らし、しょうもない道具を使って矮小なプライドを満足させる。そういうときののび太は最高に格好悪いわけで。




話が大きく脱線しましたが、要するに過去は変えられない。変える必要が無いのかもしれませんし、変えても誰も幸せにならない。人間が社会を作っていく以上、ちょっとやそっと変わったくらいで未来に影響なんてないし、ましてや過去の時点の自分ではなく相手の恋愛感情を変えるなんていうことが、できるはずはないのです。




ましてや未来のテクノロジーの力を借りてモテるなんて、まず無理。

だから過去へ行くタイムマシンなんていらないのです。




じゃあ過去ではなくて未来なら?

もし仮にですよ、僕が未来の世界を見てしまったら、もう完全にやる気を無くすでしょうね。

僕が自分の手で発明したいもの、作り出したい物は全てそこにあるわけですよ。そうしたら現代に戻りたいとか露程も思わないでしょうね。僕は未来に住む。間違いなく住む。




それで、「そうか、これが出来るということはあれもできるのか!」と考えて実行に移す前にタイムマシンのダイヤルを調整すると、もう既にそれが一度市場に試され、ある程度は広まり、そして廃れていった未来、みたいなものになってて、そこでまた別のことを考えだしてもやはりダイアルを回すだけでその結果が解ってしまう。つまらない。死ぬほどつまらない。




僕は未来は知りたくない。わくわくするような未来を自分の手で作り出したい。未来社会に希望を感じる人って、理系か、科学指向の人が多いような気がするのですが、そういう人であればあるほど、未来社会の「答え」を知ってしまったらつまらないですよね。けれども死ぬ直前には知りたいかもしれません。自分の考えたことはどう活かされるのか、活かされないのか。




まあ未来について知るということでいえば、現時点で明らかになっている情報を整理して、ある程度以上の憶測や希望的観測を入れつつ、「きっとこうなるはずだ!」と予想して自分はその予想を信じてひたすら目の前の仕事に邁進する。そんな程度のつきあい方が一番面白いわけで。




そんなわけで、当代一の哲学者、東浩紀氏とベッドシーンの描けない清純派ライトノベル作家、桜坂洋氏、そしてなぜか僕の一年間にわたる放談をベースにした「2045年版週刊アスキー」が綴じ込み付録となっている週刊アスキー10周年記念号。いつもより数倍の厚みでなんとびっくり特別定価420円。




東さんのブログでの紹介

終わったはずの連載ページでの桜坂さんのコメント




往年のAh!SKI的なパロディニュースあり、よくわからないGPWクロスレビューありのページ構成で、週アス編集部もよくぞここまで考えたな、という感じです。ちなみに内容に関して我々三人はほとんど関与していません。それが凄い。




確かに「2045年の週刊アスキーをつくる」という連載だったけど、まさか本当に本が出るとはなあ。




なんど「この連載、いつ本を作るんですか?」と編集部に突っ込みをいれたことか。




直前になって怒濤の作業量をこなしていたみたいですからね。

さすが週刊誌つくってる編集部は仕事が早いぜ、と思ったり思わなかったり。




むしろ「これって一ヶ月くらいで終わってよかった企画では・・・?」という疑問が若干湧かなくもないですが、これを40年後に見て笑い飛ばすのがいまから楽しみです。




本編の方も無事出版されますように。




そして40年後にタイムマシンが発明されたとしても、2045年の僕が予想のあまりの外れっぷりに頭にきて本書の内容を修正するために猫型ロボットを送り込んでくるかと思ってこの一年間は机の引き出しを開けるたびにビクビクしていたのですが、無事連載も終わり、猫型ロボットの核融合炉に恐れを抱くということもなく、これから40年立派にお勤めを果たしたいと思います。


国際ロボット展でEMMA-U0Aが展示されます


本日と土曜日に開催される国際ロボット展で、弊社が販売する超小型人型ロボット「EMMA-U0A」が展示されます。




Microsoft Robotics Studioに対応し、ロボエンジン社と共同で開発した最新版です。




ロボエンジンも会社になって本当に良かった。

中野さん、二田さんの努力には頭が下がります。




EMMA-U0Aは全てロボマイスターの手によるハンドメイドで月産0.5台という、かなりの手間暇をかけて作られるロボットです。




部品精度は極めて高く、制御プログラムはオールマシン語で記述され、他社の3倍の精度でフィードバックするため、位置決めもバッチリです。




マイクロソフトブースに展示される予定です。

ぜひこの機会にご覧ください


あきば電脳ライフをamazonのURL埋め込みに対応





おはようからお休みまで、暮らしの記録を考えるための実験プロジェクトあきば電脳ライフに、amazonのURLからサムネイルを埋め込む機能を追加してみました。




ちなみにここには僕のアフィリエイトIDが入っています。商魂逞しいね!(我ながら)


ミシュランとグルマンと大市民


ミシュランってありますよね。タイヤメーカーの。あそこが覆面調査員を派遣して美味い店を格付けして本にしたのがいわゆる「ミシュランガイド」。これがなぜか凄いブランドになっているんですな。世界中の食いしん坊の羨望の的。もういっそタイヤやめてレストラン開いた方がいいくらい。






MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)

MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本ミシュランタイヤ
  • 発売日: 2007/11/22
  • メディア: 単行本







いわゆるグルメという人たちがミシュランのレストランガイドを見てどんな反応をするのか




 「あ、行ったことある。これは妥当な採点だね」




 「へー、こんな店もあるのか」




まあこんなところでしょう。僕はグルメじゃないしミシュランもザガットサーベイも一度たりとも読んだことはないのだけれども、きっとこんな反応をすると思います。




でもね、やっぱ違うなと思った。本当のグルメはもう反応が違う。




僕の親友で間違いなく下手なIT長者よりも上手いモノばかり食っていて、IT長者から「歩くミシュラン」として重宝されているグルメライターの某氏はミシュランになんか基本的に興味ない。自分の舌のほうがよっぽど信用できると思ってるし、それまでに気づいた豊富なグルメマニア人脈の情報の方がよほどはやくて正確だからだ。




でもやっぱり誰か知らない人に説明するときは「ここはミシュランの二つ星でね」なんてしたり顔で語った方が良い場合もある。そんなわけで彼もミシュランを開いたらしい。しかしそのときの台詞は、もう並の似非グルメとわけが違った。




 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」




レストランガイドみて悲鳴ですよ。

そんな人いないよね。というか想像できない。




どうしたのか聞いてみたら




 「おれの大好きな店が三つ星取っちゃったよ・・・もうしばらく激混みでいけないよ・・・いい店だったのに・・・」




これ。

この自己中心さ。

本当に上手い店はどんなに頼まれても本に書かない。




ある出版人は「ネットに書かれている情報は情報としての値打ちがない」と言いましたが、真の食いしん坊に言わせれば「グルメ本に書かれている穴場は真の穴場ではない」ということでしょう。まあこれ、「秘湯」でもなんでもあてはまりますが。




歳を取るとなにかと冒険するのが怖くなって、人に聞いた店とかネットで調べた店にばかり行くようになってしまいます。




でもネットの口コミもけっこうあてにならないところがあるので難しいところです。




まあKQZさんの「二度と行かない店シリーズ」は確実にあてになりますが。

よほど酷い店でない限り、どの店もそこそこ美味しいんですよね。




僕なりにいつも思っていることは、「本当に美味いものは、安い」ということです。

たとえば白米。これほど美味いモノはないですよ。世の中に白米が全くない時代を想像してみてください。白米が希少品だとしたら、それはもう極上の珍味ですよ。




でも白米って決して高くないですよね。大量生産できる。本当に美味いモノは人類は大量生産によってコストダウンを図るのです。




たとえばラーメン。どんなに高くても1000円です。たまに眼を見開くほど美味いラーメンに遭遇することがありますが、そういうものほど500円だったりします。逆に全くやる気の感じられないラーメンはむしろ高いです。




本当にうまいラーメンであれば、もの凄く沢山のお客さんが来るから、安くできるんです。

そして本当にお客さんのことを考えている店主なら、できるだけ安く提供しようとするはずです。あるじの人柄や人間性が味や値段に反映される。それがラーメンです。




ある食べ物が不当に高いとしたら、それは不当に安いものと同じくらい、なにかが歪んでいるのです。

原産地から遠いところを無理に運んできたとか、季節が違うのに保存しておいたとか、そのとき、その場所で食べるべきでないものだから、値段が上がるわけです。




入院していたときに一粒500円のさくらんぼを貰ったのですが、「これは凄いさくらんぼだよ。末期癌の患者くらいにしか食べさせないらしいよ」と言われて二人でせーの、と食べたのですが、どこまでいっても普通のさくらんぼでした。1パック500円とかわらない。真冬にさくらんぼなんか売ってるわけだから当然です。かなりのさくらんぼマニアで、「死ぬ間際にどうしてもさくらんぼが食べたい」という動機でもない限り500円の価値は見いだせないでしょう。




たいていのものは原産地で旬の材料を使って食べた方が美味いはずですから、そこまで行って食べれば安いのです。高い食べ物というのは旅費が載っているのだと考えましょう。そうすると実は意外に安く感じられます。本格的なフランス料理を食べるときには、その料理にはフランスへの往復航空券が含まれていると考えまょう。たいていの「本当に美味い」食べ物は安いんですよ。




例外はワインやウィスキーのように寝かすことによって味が熟成されるものです。これは単純に時間が経つほど希少価値が上がります。しかしお酒ほど値段と味が正比例しないものはありませんから、やっぱり本当に飲みやすくて美味しいものは意外と安い値段で飲めたりします。それだけ沢山の人が買って飲んでいるということですからね。




まあでも味なんかよほどのことがないと解らないですね。

「うまい!」って思うのはだいたい口に入れた瞬間です。そのあとはそのときどんな会話をしていたかとか、どんな気分だったか、ということで流されてしまいます。




要は気の持ちよう。

そして何を食べるかよりも、誰と食べるか、どんな気持ちで食べるか。ですね。




気取ったフレンチよりも友達の家でダラダラしながらみんなで酒を持ち寄って飲む、とかね。

そういう雰囲気で食べた方が美味かったりするのです。




僕はレストランよりスタッドレスタイヤがいい。そしたらみんなとスノーボードに行って、現地で温泉に入って、美味しい郷土料理を食べれるから。それがミシュランの真の狙いか!




柳沢きみおの「大市民」みたいな話に共感します。

美味し!






大市民グルメ「美味し!!」―お金をかけなくても美味しい簡単料理

大市民グルメ「美味し!!」―お金をかけなくても美味しい簡単料理

  • 作者: 柳沢 きみお
  • 出版社/メーカー: あおば出版
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本



あきば電脳ライフにYoutube/ニコ動/Ustreamの貼付け機能を追加





まあお約束的な機能ということで。




しかしこれって、突き詰めるとLingrになっちゃいそうだなあ

Lingrとの違いは、自分のメモとして書くというところ(Tumblr的なところ)と、返信機能があるから発言と発言の間の関連性を記録できるところ、かなあ




この返信機能をどう活かすかが課題のような気がする


IVS 二日目終了! 凄い連中はマジで本当にズバリまるっと本気で凄かった


teamLabの猪子さんと、takramの田川さんという、二大クリエイティブ社長に囲まれて、なぜか最もクリエイティビティに遠い金の亡者である僕が「クリエイティブ・ベンチャー」について語るという正体不明のパネルディスカッションがやっと終わりました。




正直、パネルディスカッションになってなかった。




全員が自分の会社を紹介したら時間いっぱいなんだもの。




というかね、人生であんなにアウェイ感を感じたパネルはちょっとなかったです。




だってさ。takram



って、良く知らなかったけど、なんだか凄いクオリティ高いデザイン会社っすよ。


もうスライドとか同じKeynoteでも雲泥の差。おかしい。絶対。なにかがおかしい。

もう僕はこういう人と対等の文脈で語る語彙を持ってない。ダメ。絶対。


で、比較的近いかと思われたteamLab



の猪子さん。もうね、ぜんぜん近くない。というかむしろ対極。同じ本郷の会社でありながら一度も会ったことが無かったのですが、もう本当に対極。というか凄すぎる。


田中泰生も凄いけど、猪子さんの凄さは時空を超えてます。というか野武士。もう野武士と語る文脈なんか持ってない。野武士っていう表現が失礼だったら、武将とか頭目。もうそういうレベル。


そのくせ作ってるモノは死ぬほどかっこいい。au design projectのアレには僕も電話業界の人間としていろいろと度肝を抜かれたのですが、そういうものを自分のクリエイティビティで作ってないと言うんですよ。あくまでチームで作ってるから全く知らない、みたいな。


 「嘘でしょ」


と思いましたよ。なんか、もうどこまで本当なのかわかんない人なんで。

でも話を良く聞いてみると、本当にチームで作ってるらしいのです。


でもね、これ見てくださいよ。



こんなのチームで出てくるわけないって思いませんか?

でもチームラボでは、これをチームでやってるそうです。しかもミーティングの度にPMが変わるのだそうです。凄いですよね。


どのようにやっているかというと、たとえばチームのデザイナーが5人だとすると、5人のデザイナーがそれぞれ同じテーマで別のイメージを作ります。


それを見て、PMが「こっちの方向性」とどれかひとつを選ぶと、5人のデザイナーはそのひとつをベースにまたそれぞれ別のバリエーションを作ります。でてきたものに対して「これでOK」と思うまで、繰り返しこのプロセスを行うのです。


これって完全にGA(遺伝的アルゴリズム)の手法ですよね。


猪子さんが「ふつうの人たちがたくさん集まって、クリエイティブなチームを作る方法を考え出すっていうことに凄く興味がある」と仰っていた意味がようやく解りました。


確かにそれは凄い、と思うんですよね。

ただし、猪子さん曰く、「このやりかたではゲームはつくれそうにない」そうです。UIとかアートとか、とにかく目に見えるものだけで全てが決定されるものがいいらしいです。


これは凄いなと思いましたね。

僕も早速この手法を取り入れて製品開発に活かしたいと思いました。


パネルディスカッションが終わった後、ロビーで明日の週アス10周年祭りのためにいろいろプログラムを書いていたら、中嶋さん、猪子さん、田川さんがなんとなく集まって来て、キューの内海さんも加わって再び「クリエイティビティとはどうやって発揮するか」という議論に花が咲きました。正直言って、本番のパネルディスカッションよりこっちのほうがよっぽど面白かった。時間の制約がないっていうことと、発言の制約がないっていうことが、実はディスカッションが活発化するポイントなのかもしれません。


いや、ほんと、凄い体験をしました。


当日の様子はあきば電脳ライフ 前田の電脳ライフを参照のこと


Infinity Ventures Summit 2007 Fall 雑感


「本当にそれは面白いの?」と半信半疑で参加した今回のIVS。

来てみたら、本当に面白かった。




当日の模様は実験サービス「あきば電脳ライフ」でライフブログ化されています。

shi3zの電脳ライフ

前田潜水艦の電脳ライフ




※あきば電脳ライフは、Twitter+Tumblr的なサービスで、Twitterクライアントとして使うことも可能です。




僕はとにかく人の話をじっと聞いているのが苦手なわけですが、そんな僕でも楽しめました。

宮崎シーガイアはひたすらに通信環境が悪いけど、五反田社長の@Freedが最後の活躍をしたり、スピーチ中に矢も縦もたまらなくなった無線難民達がロビーに集結したりといろいろでした。




一日目で特に面白かったのは、はてな、ライブドア、サイバーエージェントの各担当者(サイバーエージェントは藤田社長が登壇)が語る、「CGMはこれからどうなるか」という話で、アメーバブログが17億の赤字を出しているけど頑張るという話の横ではてなが「うちの回線費は5万円。サーバは秋葉原で中古パーツ組み合わせて12万円」という話をしたりというあたり。はてな凄すぎ。UEIやドワンゴも初期はマジで同じような感じで中古パーツ組み合わせたり、そもそもパーツ組み立て担当みたいな役職があったりしたけど、規模が大きくなるとそうも言ってられないので結局完成品をメーカーから買うんだけど、まだアキバでパーツ集めてるとしたら、立派としか思えません。




なんか気がつくと、うちも結局お客様に対するリスクを考えたりして、購入するサーバも昔は10万円のPCサーバだったのが、今は1台30〜90万円のラックマウントサーバで、もちろんメーカーの完全保障付きで、少しでも故障したら交換部品もったサービスマンが飛んでくるような、そういうものを使うようになりました。小さい会社だと、こういう地味なコストが効いてくるわけです。




はてなは普通の会社の1/3〜1/10のコストでサーバを調達しているわけで、維持も大変だと思いますが、コストダウンへの拘りは想像以上に凄いと思いました。




もうひとつ凄いと思ったのは、コストを掛けないうえに世界中どこにいてもサービスを提供できるため、アメリカに開発拠点を移したという話。先日シリコンバレーに行ったときは、「近藤さんもシリコンバレーに来たはいいけどどうするんだろうねえ」みたいな話をしていたのですが、そんな贅沢は、そもそもはてな的なビジネスモデルでないと成立しないということが二度凄い。




アメーバがなぜ儲かってないかというと、社長曰く「ページビューを稼いでいるのは主に芸能人」とのこと。そうすると、たぶん機材への投資や開発への投資だけでなく、そういう人たちにお金を払って記事を書いて貰うこと自体がけっこう大変なのかも知れません。




良くある話で、「ニコニコ動画はまだ赤字」とか「アメーバブログはまだ赤字」とかというのは、実は単純に提供しているサービスと有料会員とか広告費とかの収入のバランスを比較すればとうに黒字になっている場合が多いと思います。それでも事業全体として赤字になるのは、ニコニコにしろアメーバにしろ、「この事業は成長の可能性がある!」と経営者が判断して新機能や新展開を考えるために大量のリソースを投入するため。ようするにそういう人たちの社内人件費であって、もっと手を抜こうと思えばすぐに黒字化するようなものだと思います。




以前、藤田社長は自身のブログでアメーバブログの開発者を20人増員していましたが、20人のプログラマって、はてな全体とほぼ同規模ですよ。そんなのをホイホイ増員していたら、収入がいくらあっても足りないでしょう。




次に面白かったセッションは、Ustream.tvと56.comのプレゼン。テーマはライブストリーミング。




なにしろUstream.tvに関しては僕もヘビーユーザですからね。熱心に聞きました。




でも話の内容としては56.comの方が面白かった。

56.comは中国最大の動画共有サービスで、Ustream.tvとYoutube.comを足したようなサービスです。




この話のなにが面白いかというと、「そももそ中国の国営放送はつまらない番組ばかりだから、ネットに面白い動画を求める人たちが集まった」という話と「そもそも中国は違法コピーが蔓延しているから、DVDとかの収入はもともと全く期待できず、既得権を持っている人が存在しなかった」という、まさに共産主義国なお話。




凄いな。じゃあ日本向けにサービスやれば最強ですね。文字通り治外法権だし。




しかも56.comのユニークなところは、ユーザが創ったコンテンツに対してキックバックがあること。




つまり面白いコンテンツを創ってそれに人気があつまり、広告収入が得られると、その一部がキックバックされるのです。Google Adsense的な方向性ですね。




さらにカジュアルな方向性として人気があるのは、女の子がカラオケを歌う映像配信。

「それ、なにが面白いの?」と僕も数年前に聞いたときは思いましたが、Ustream.tvでshi3z-showをなんどかやって納得。なんだかわからないけど、全く同じことでもライブだと嬉しいんですよね。とくに可愛い女の子のは。




そういう可愛い女の子に対しては、直接ポイントを送ることもできるそうで、まあ一種のおひねりですな。これがもう凄い金額が動いているとか。1億円稼いだ人もいるとかで、もうこうなると別のサービスですよ。




とにかく世界の動画サービスのおいしいとこどりをしたような56.com。その特異性も含めて、今後も大注目のメディアです。




今日、二日目は僕はLaunch Padの審査員と、午後からは「Creative Ventures 創造型企業の挑戦」という演題でパネルディスカッションに参加します。




会場の模様は引き続き前田潜水艦の電脳ライフshi3zの電脳ライフからお楽しみ下さい。RSSも登録できます。


あきば電脳ライフ(仮)超実験サービス開始


世界で最もシンプルなTwitterもどきサービスを目指して、Twitterから何を省いても良いか、ということを考えて作りました。




その名もあきば電脳ライフ




週刊アスキー10周年記念行事に間に合うように作ってくれと、11月2日になってから言われ、もう土日使って突貫ですよ。だから穴だらけと思われるので「超実験サービス」。




Twitterから省いたもの




・Add

・Remove

・Followers

・Favorites

・ダイレクトメッセージ

・API

・RSS




他にTwitterライクサービスでもいくつか機能が追加されたり追加されなかったりですが、もうなにも考えず「一行ブログ」というのをやることにしました。




しかし、完全に一行ブログにするとなにがなんだかわからないので、「秋葉原が好きな人向け」という文脈上の制限を付けることにしました。




画像やページのURLを貼ると、右側のペインにどんどん表示されていきます。

みんなで画面を共有しながらチャットできるので、ちょっと面白いです。




一端極限までシンプルなかたちで作ったあと、肉付けしていって理想の形にもっていこうと思います。




いちおうTwitterクライアントにもなるので、携帯Twitterのかわりにこちらを使ってみてください。




ただし、全ての発言が全員に公開されます。

そのあたり、個人的な発言ばっかりのTwitterとはちょっと違うかも。




とりあえず「超実験サービス」ということで。




今回は機能を増やすというよりも機能を減らすということに時間がかかりました。

機能を減らしつつ、面白いエッセンスだけにしていくっていうのもけっこう大変ですね


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